ご訪問ありがとうございます！
横浜 キネシオロジー スリーエイトの澤です。



ストレスの積み重ねや、大きなストレスが体に影響を及ぼすことは、まだこの仕事の経験の浅い私でも事実として認識しています。


医学的にどうこうとか、そのような正しい見解ではありませんが、様々な方と出会い、そして私自身の経験を通じて、そのことは肌感覚として染み込んでいます。





私は医学や病気の知識も乏しいですし、そもそもこの仕事において医学的な見立てをすることはありません。

来られる人の方が詳しかったりします。




しかし、様々な人のお話を伺う中で、医学で診断されるような事柄の一因として、気持ちの在り方が影響し、そして気持ちの在り方次第で、良い方向に向かうことを何度も見てきました。





「どのようなメカニズムで、ストレスと体の不調は関わっているんですか？」

「何故そこに出るんですか？」


時折、そのような踏み込んだ質問を頂きます。





以前の私は、その問いに対して正しく答えなきゃいけないと考えて、相手が納得してくれそうな答えを探し求めていました。


そして、それを答えることがプロだと思っていました。


そのお陰で、様々な良書と出会い、キネシオロジーの枠を超えて様々な先生から勉強をする機会を持つことができました。




ですが最近は、そのような質問をいただいても


たまたま結果として、そこに出ただけじゃないですか。

私にはキチンとした答えはわからないとお伝えします。今はその回答が最もしっくり来るような気がします。






キネシオロジーの勉強をしていると、

肝臓が怒り、恨み

腎臓や腰が恐怖、不安

胃や首が同情、共感

などなど東洋医学を参考に多岐に渡って、臓器のエネルギーや筋肉や感情の関係性を学びます。それはとても為になります。



キネシオロジー以外でも、そのような学問は数多存在します。





ですが、そんな風に

これに対しては、これです。

という直線的な考えは必ずしも一致するわけではないし、代替療法っぽくないなと感じ、私は参考程度にするようにしました。





実は私、今はほとんど気になりませんが吃音という症状を持っています。過去には色んな人に、色んな側面から見てもらいました。



・大脳基底核に問題がある
・親との関係に問題がある
・言いたいことを言えなかった関係がある
・原始反射が残存している


どの見解も、納得のいくものでした。


原因を探求すると、心理的要因、環境要因、生理学的な要因と様々な理由は考えられます。





ですが、なんで吃音として現れたのか？

ということに対しては未だに良くわからないままです。




言いたいことを言えない人なんて他に多数いるはずですし、その人たち全員が吃音になるってことはありません。

家庭環境も良く、言いたいこともキチンと言える環境だった人でも吃音になった人を知っています。





同じような境遇の人でも、なったりならなかったりすると、それが絶対的な原因だなんてことは言えないのです。




そうなると、たまたま吃音だった。

という考える方が理解がとても簡単です。




生まれ持った私の弱さや弱点が、たまたま発声に関することであり、それがたまたま吃音として当てはまっただけ知れません。


その弱さや弱点も、解剖・生理学的な意味でなのか、スピリチュアル的な意味なのか私にも分かりません。




もしかしたら、喘息だったかも知れません。

弱さが耳なら、何か耳に症状が出てたかも知れません。




そんな風に、たまたま結果として◯◯だったという風に考える方が、この仕事をする上では都合よくシンプルだと思うのです。




そうであれば、症状や病名に惑わされずに済みます。

どんな人であろうが、私は気持ちの在り方を見つめ直す作業に徹し、そのストレスのケアをすれば良いのです。




そしてより大切なことは、自分の生まれ持った弱さを受け入れることが、１つのゴールではないかと思います。

人よりも繊細で、ストレスが体に出やすい。それを理解し認めてあげること。




弱さや短所を努力して直そうとせずに、ただ理解し、注意深く付き合えば上手くやっていけると私は感じています。




どんな優れた最新型の電化製品にも弱点があり、取り扱い一つですぐに壊れることもあります。

スマホなんてとても便利ですが、落としただけで画面がバキバキの割れてしまいます。




しっかりと仕組みや弱さを理解して丁寧に扱ってあげることで、持つべき機能を十分に発揮し役割を果たしてくれます。

使い方を知らないから壊しちゃうのです。





そんな風に、自分という存在を良く理解し

自分の取り扱い説明書を鑑みるという時間を、キチンと確保することが大切なんじゃないかと感じます。



病気や痛み、精神的な不調をきっかけに来られる人が多いですが、それは体が自分を理解して欲しいというサインかも知れません。



そういうモノの見方一つを提案し、考えていく場を提供するのが私たちに課せられた仕事なのでしょうね。

と最近は考えています。



最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

横浜 キネシオロジー スリーエイトの澤でした。